1955-06-30 第22回国会 参議院 運輸委員会 第22号 しかるに、わが国では戦時補償を全額打ち切られて、壊滅せる日本商船隊再建の道を絶たれ、しかも一方においては、戦後日本海運の再建は国家的要請であって、かたがたわが国海運は利子補給というやむを得ざる措置を受けてその再建に当り来たったのである。かような経緯による財政資金、しかもその財政支出の根源は、元来日本海運から五千数百億を召しあげた結果によるものである。 山縣勝見